長野県中野市で起きた立てこもり殺人事件。
青木政憲容疑者の供述で女性を刺した理由が「悪口を言われていると思った」でした。
小学、中学校時代は評判もよかった青木容疑者は高校から大学へ進学し、中退してから引きこもりなりました。
青木容疑者の高校や大学はどこなのか、高校時代はどんな人物で大学時代はどうすごしていたのか、なぜ中退してしまったのか調査しました。
青木政憲の高校と大学はどこ?

青木政憲の出身高校は須坂高校?

中野市の事件、「悪口を言われただけで人を刺す」というのはショッキング。
長野高校、屋代高校、須坂高校etc.
容疑者が進学校で県立高校に通ってたのならこの辺りかな
青木政憲容疑者は地元の進学校である高校に通っていたと言います。
長野県公立高校進学実績のある高校を調査しました。
青木政憲容疑者が住んでいる中野市は長野県の第1通学区にあたり以下の高校が該当します。

さらに東京大学への合格者が一人出るかでないかという高校という話なので、屋代高校や須坂高校が該当するかなとおもうのですが、
自宅のある中野市大字江部から通える高校というと
長野県立須坂高等学校
が有力でしょうか。
ちなみに須坂高校は電車で57分のところにあり、屋代高校は1時間41分かかります。
青木容疑者はどんな高校生だったのでしょうか。
「物静かで、自分の世界観を持っている独特な人でした。あまり友達はいなかったと思います。とにかく誰かと話しているというイメージがまったくないので」 聞こえてくるのは孤独な学生生活ばかり。(高校の同級生)
引用:週刊女性PRIME
高校生の時から人とのコミュニケーションが苦手だったという情報もありました。
青木政憲の出身大学は東京にある農学部
青木くんは高校も東京大学合格者が毎年1人出るか出ないくらいかのいいところに入って、親元を離れて東京にある大学の農学科に行ったんです」(青木容疑者の母親の知人)
引用:文春オンライン
青木政憲容疑者は高校卒業後、地元を離れて東京にある農学科のある大学に通っていました。
東京にある農学が勉強できる大学はいくつかありますが、知人の話にあった「農学科」がある大学を探してみました。
- 明治大学農学部農学科(偏差値:57.5〜62.5)
- 東京農業大学農学(偏差値:57〜61)
- 玉川大学農学部先端食農学科(偏差値:47.5)
- 玉川大学農学部環境農学科(偏差値:45 )
青木政憲容疑者が上記の大学に通っていたかどうかはわかっていません。
しかし高校が地元の進学校でさらに東京大学合格者がでるくらいの頭のいい学校なので、明治や東京農大へ進学した可能性はあります。
【追記】青木政憲は東海大学情報通信学部だった!

高校に入ると笑顔が消えて勉強は振るわず、受験を控えた進路面談で教師に「推薦入学は難しい」と告げられた。1浪し、東海大(東京)の情報通信系の学部に進んだ。当初は個室に食事付きの神奈川県内の寮で生活したが、他大学の学生もいる環境になじめず、東京・目黒のアパートで1人暮らしを始めた。
引用:信濃毎日新聞デジタル
青木政憲容疑者の大学は東京の農学部ではなく、東海大学情報通信学部だということがわかりました。
情報通信学部は湘南キャンパスにあり、上に表示した絵をみてもわかるとおり、広大な敷地に校舎がいくつもある総合大学です。
東海大学情報通信学部の偏差値は42.5−45
青木政憲容疑者が1浪して入った大学は農業とはかけ離れた人工知能やデータサイエンスなどのほか多岐にわたる情報通信を勉強する学部です。
神奈川県内の寮で生活をしていましたが、まわりになじめず目黒のアパートでひとり暮らしをはじめたということです。
大学は中学高校と違い、いろいろな人が集まるなか、一人で行動する人は珍しくはありませんし、孤独を好む人もいます。
政憲容疑者はその頃から「盗聴されている」「大学でみんなにぼっちとばかにされている」「部屋の隅に監視カメラがある」といったことを言い出すようになったと両親の証言でわかりました。
統合失調症に妄想型という症状がありますが、政憲容疑者と症状が似ています。
被害妄想の具体例として、下記のような妄想が挙げられます。
引用:梅本ホームクリニック
- ストーカーされている
- 常に狙われている
- まわりから悪口を言われている
- 自宅に盗聴器がしかけられている
両親は病院で受診しようと勧めたようですが、青木容疑者は正常だと拒否したとありました。
それから10年、青木容疑者の精神状態はかわらず「ぼっち」とまわりから悪口を言われていると思いながら生きていたのでしょうか。
その精神状態で銃器の許可を取らせるのはやはり間違っていたと思わざるを得ません。
青木政憲が東京にある農学部を中退した理由は?

青木政憲容疑者は中学時代や高校時代は友人らの印象もよかったですが、東京の大学に進学後、中退して戻ってきたあたりからなにか、変わってきた感じに見受けられます。
なぜ大学を中退したのでしょうか。
大学を中退したのは都会の生活に馴染めず、人付き合いがうまくいかなかったから
「どうも、政憲は都会の生活になじめなかったようで、あるときお母さんが“大学をやめるならやめる、残るなら残る。ちゃんとお父さんと話し合いなさいと政憲に伝えたんです”と話していました。いろいろ話し合ったのでしょうが、結局は大学をやめてしまった。
引用:週刊女性PRIME
大学をやめる時には家族で話し合っていたようですね。
一部報道ではいじめがあったということです。
大学を中退したのも人付き合いがうまくいかなかったからと聞いています。
引用:集英社オンライン
父親は『このままじゃまずい』と思ったのか、そこで政憲君を半ば無理やり自衛隊に入隊させたものの長続きせず、2、3カ月で除隊してしまった。
大学を中退。
人付き合いが苦手。
なかば無理やり入れられた自衛隊を2,3ヶ月で除隊。
自分の名前がついた「マサノリ園」で農業、ジェラート屋で働くが実際は引きこもり。
青木政憲容疑者の両親は人付き合いが苦手で引きこもりがちだった息子が心配で仕方なかったのでしょう。
代々続く農園は13代目。
息子にとって良かれと思って用意した色々な道は、はたから見ると恵まれた環境ですが、青木政憲容疑者にとってはそこに自分はなかったのかもしれません・・・
殺人は決して許されることではありませんが、青木容疑者自身にも苦悩があったことも事実でしょう。
青木政憲の高校と大学はどこ?東京にある農学部を中退した理由は?まとめ
青木政憲容疑者の高校と大学を調べました。
凄惨な事件を起こしてしまう人格はいつ形成されてしまったのか。
おそらく大学を中退したあたりから挫折を味わい、ひきこもりとなって歯車がくるってきたのでしょうか。
いま、社会問題となっているひきこもりは人ごとではないのかも知れません。

青木政憲容疑者にとって東京にある大学への進学はうまくいけば自立の第1歩になったかもしれません。
もし自分の子どもがひきこもりになったり大学を辞めたいと言い出した時に親としてどう接すればよかったのか、同世代の息子を持つ著者としても考えてしまいました。
女性を刃物で刺したのは「悪口を言われていると思った」と青木容疑者は供述していますが、人とコミュニケーションをとらないことで被害妄想がふくらんでしまったのかもしれません。
進学率のいい高校へ行くよりも、さらに大学進学するよりも、人とのコミュニケーションが生きるすべでは重要だと感じた事件でした。