江戸川区一之江の山岸正文さんを殺害したとして逮捕された尾本幸祐容疑者。
「まさかそんなことをする先生ではない！」という声もあり
中学校の教師という立場での犯罪で注目を浴びています。
この記事では尾本幸祐の学歴、経歴、年収、家族などについて調査し、どんな人物像かまとめました。
尾本幸祐の経歴や年収は？
尾本幸祐の学歴
尾本幸祐容疑者はどこの高校や大学を出て教師になったのでしょうか。
出身高校についてはわかりませんでしたが、日テレニュースによると
尾本容疑者は高校時代野球部に所属していた
ということです。
高校時代を知る人は尾本容疑者について次のように語っています。
- みんなから好かれるタイプ
- あまり感情の起伏が感じられない
- 模範的な感じの生徒、選手、部員
そして高校卒業後、尾本容疑者は大学へ進学します。
尾本幸祐容疑者の出身大学は日本大学
尾本容疑者は江東区出身で、日本大学を卒業後、２０１０年度に東京都の教員試験で採用された
読売新聞
大学を卒業した尾本容疑者は2010年、23歳で教員免許を取得し中学校教諭となりました。
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尾本幸祐の職歴
尾本容疑者は2010年に東京都の教員試験に採用されていて中学教師になっていますが、2017年まではどこの中学校にいたのかわかりませんでした。
教職員人事異動のサイトによると尾本幸祐容疑者の2017年以降の赴任先がわかりました。
- 2017年3月31日まで江戸川区立深川第一中学校
- 2017年4月1日から東京都新島村立新島中学校
- 2020年4月1日から文京区立第八中学校
- 2022年4月1日から江戸川区立松江第5中学校
尾本容疑者の前任地は伊豆諸島の一つである式根島（東京都新島村）で、単身赴任だったようだ。 女性が続ける。 「5年ほど前だったと思いますが『離島に単身赴任することになりました。しばらく家をあけると思いますが、よろしくお願いします』とご挨拶されて、戻ってこられたときにはお土産まで買ってきていただきました。
集英社オンライン
2017年から3年間、赴任した新島中学校は単身赴任だったということです。
新島中学校では野球部の指導をしていました。
次男が野球部員だった男性生徒思いで、熱心な先生だった。到底信じられない
平成31年4月10日に発行された新島中学校の広報誌「みやつか4月」に尾本容疑者が紹介されていました。
尾本容疑者は「平成29年度東京都公立学校主任教諭選考合格者名簿」に名前が載っていたので、新島中学校にきてすぐ30歳のときに主任の試験を受けていたことがわかります。
新島中学校は令和5年4月1日現在の生徒数が男15人、女14人の合計29人という小さな中学校です。
当時の生徒も相当なショックを受けていることでしょう。
尾本幸祐容疑者は住宅ローンの他にギャンブルやFXで借金があったと報道されています。
尾本幸祐の年収
尾本幸祐容疑者の借金は中学校の教員の給料では返していけない額だったのでしょうか。
尾本幸祐容疑者の年収について調べてみました。
尾本幸祐の年収は約640万円
尾本容疑者は主任教諭で36歳、給与は約40万くらいでしょうか。
東京都の教員の場合、年収はだいたい給与の16ヶ月分として考えるということなので（会社でいうボーナスが入るから）
40万✕16ヶ月＝640万円
教諭から主任教諭、主幹教諭はあまり変わらず、副校長になると年収が200万くらいアップするようです。
副校長には昇級試験などを経て最短39歳でなれるようですが、かなり激務のようなのでなり手が少ないと言います。
〈追記〉
『特別支援学級の教員』の給料は、普通の教員の給与に月額＋5,000～1万程になります。
多少地域差によって変動ありますが、給与に「特別支援学級の手当」が付き、普通の教員の給与より、やや高くなっています。
発達マップ
尾本容疑者は随分前から特別支援学級の担任をしていました。
特別支援学校教員の年収は約660万となっていました。
普通の教員の給与に月額5千円〜1万くらいの手当がつくのですね。
また別のサイトでも年収660万となっています。
〈追記終わり〉
尾本容疑者の奥さんは専業主婦ということで世帯年収も660万円だったのでしょう。
尾本容疑者は2017年に新島中学校に単身赴任をしていました。
結婚は2017年以前にしていたということになります。
近所の人に「自分が長期間家を開けてしまうから家族のことをよろしく頼む」とあいさつをしていた尾本容疑者。
家族思いの父親だと誰もが思いますよね。
家族にとって尾本幸祐容疑者はどんな夫でどんな父親だったのでしょうか。
尾本幸祐の家族構成
尾本幸祐容疑者の家族構成は5人
専業主婦の妻
長男：小学校1年生
次男：5歳くらい
長女：3歳くらい
近所の人「尾本さんには本当によくしていただいていたので、正直あの方が殺人事件を起こしたなんて信じられません。専業主婦の奥様と息子さんが2人、まだ3歳くらいの娘さんの5人家族で、3日前にお見かけしたときも『上の子が小学校にあがりまして』と笑顔でした。 それだけではなく、雪が降るたびに『子供達も危ないですし、ついでですから』とスコップで雪かきをしてくれました。大雨が降っても『大丈夫ですか？』と心配してくれるような方でしたから、凶悪犯とはどうしても結びつきません」
尾本幸祐容疑者が事件を起こしたのは2022年2月24日、その後も普通に学校へ通っていました。
お子さんがまだ小さいこともあり、奥さんは専業主婦だったのでしょうか。
尾本容疑者は借金のことは奥さんには黙っていたのかもしれませんね。
もしも家計がそんなことになっているとしたら、下の子が３歳でもありますし、働きに出ていたのではないでしょうか。
尾本幸祐の素顔〈追記〉
事件当時、ギャンブルや投資などで数百万円の借金を抱えていた。尾本容疑者の口座やスマートフォンの履歴から、競馬で数百万円の損失が出ていたことが確認されたほか、住宅ローンの返済もあった。警視庁は事件の背景には尾本容疑者の金銭的な困窮があり、盗み目的で侵入した疑いがあるとみて調べている。
産経新聞
尾本幸祐容疑者は勤務していた中学校の校長の話や近所の評判などからは実直なイメージがありました。
捜査が進むにつれて、裏の顔とよばれる一面も明らかになっています。
フライデーの取材に応じた中学校生徒の保護者は信頼できない先生だとはっきり語っています。
逮捕前から、息子は尾本先生に心を開いてはいませんでしたし、先生が息子に寄り添うこともなかった。いまは、そんな尾本先生を『熱血教師』と評す学校に対しても強い不信感があります。（特別支援学級に通うA君の親）
フライデー
尾本容疑者への不信感は「１時間の授業中に1回は教室を出ていく」「生徒の前からすぐ消える」などの行動で生徒の親には投資先の値動きが気になっていたのではないかと推測されるほどです。
また、尾本幸祐容疑者は捜査官との問答に「想定メモ」を用意したり、退勤時間を偽装などのアリバイ工作をしていたとみられており、「荷物を運んでくれと言われ土足で中に入った」などの不自然な供述などもみられます。
尾本幸祐の経歴や年収は？家族は5人で専業主婦の妻と3人の子ども！まとめ
尾本幸祐容疑者が山岸さんを殺害した件で逮捕されました。
学校関係者、近隣住民など尾本容疑者を知る人はだれもが「信じられない」「良い先生だった」「優しい」など犯罪者であるはずがないと思っています。
なかには冤罪説まで出ていました。
尾本容疑者が優しくて良い先生だったことは確かなようですが、おそらく借金が今回の事件に結びついてしまったのではないでしょうか。
教員は副業ができません。
お金を増やすためには投資しかないと決め込み没頭してしまった可能性があります。
子煩悩の尾本容疑者なら子ども3人の教育費など準備するお金が必要だったはずです。
〈追記〉
TBSの「ニュース23」では尾本容疑者が投資以外にも競馬などのギャンブルで数百万の借金を抱えていたと見られると伝えていました。
〈追記終わり〉
専業主婦の奥さんと相談して共働きができなかったのか、ほかに誰かに相談することができなかったのかなど悔やまれますね。
金品を盗む目的で訪れた山岸さん宅で不幸にも鉢合わせをしてしまったがために、とっさに山岸さん宅にあった刃物で刺してしまった。
というような状況でしょうか。
もしかしたら尾本幸祐容疑者本人も「まさか自分が人を殺すなんて」と思っているかも知れません。
「借金で人生が終わった」なんて聞きますが、意外と救済措置はあるものです。
自己破産をするより犯罪を犯す方を選んでしまった尾本幸祐容疑者の罪は重いです。
